光の時代

L19 命の水(H10)


人間の心は泉のようなものです。本来なら、その泉の底から命の水が湧き出してきます。人間の心は命の水に満たされ、力にあふれ、愛と喜びにあふれて、この地上に楽園を建設する・・・というのが、人類が地球に移住してきたときの筋書きでした。

けれども、現在の私たちの心には、命の水が湧いてきません。そのため、私たちの心は、カラカラに乾いています。生命力が失われ、肉体は不健康になり、寿命は短くなり、心は傷つきやすく猜疑心に満ち、互いを信頼せず、自分や自分の家族のためだけに、あるいは自分の国や民族のためだけに、土地や資源や財貨を入手しようとして、互いに詐欺や暴力の行使に走る状況になっています。

なぜ、そうなったかという歴史はおいておきます。いずれ真実が明らかになる時が来ます。ただ、人類が間違ってこの道に入ったのではないということだけは言っておきたいと思います。人類が全員でこのようなエネルギーの低い状態になること自体が、宇宙に対する大きな愛の行為だったのです。

けれども、いまは、その約束の時間は過ぎました。人類が、ふたたびもとの高いエネルギーの状態に戻るべき時が来ました。それがアセンションです。

アセンションの状態に戻るためには、心の泉の底に命の水が湧いてくるようにしなければなりません。いま、私たちの心の奥底には、たくさんの廃棄物が溜まっていて、それが命の水の通路をふさいでいます。この廃棄物を取り除いてやれば、やがて、命の水が流れ出てくるようになります。

従って、私たちの一人一人が取り組むべきことは、この廃棄物を取り除くことです。心の泉の大掃除・・・それが、私たちのアセンションです。

心の底にたまっている廃棄物とは何でしょうか。それは、私たちが、何千年もかけて転生を繰り返しながら、数々の人生の中で感じたり考えたりした感情や思考のエネルギーが、完全に消化されずに積もり積もったものです。

現在、街中には○○ヒーリングとか、○○セラピーなどと言って、心を癒すクリニックの看板がいたるところに見られます。それは、私たちが、心のクリーニングを必要とする時代になっているということの一つの表れなのです。


2013年2月5日


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