光の時代

L13 人間のアセンション(H3)


地球はアセンションしました。では、地球に住んでいる人間はどうなのでしょう。たくさんの動物や植物はどうなのでしょう。ペットたちもアセンションしたのでしょうか。

チャネリング・メッセージによれば、動物や植物は、みんな地球と一緒に自動的にアセンションするそうです。皆さんのペットも、もうすでにアセンションしたはずです。

人間はどうなのでしょう。人間だけは違います。人間は、自由意志を持っています。アセンションするかしないかを選択する自由を持っています。

こう言うと、それは不公平だと感じる人があるようです。なぜ、人間にだけ自由意志があって、動物にはないのか、犬でも猫でも、自由意志があるように見えるではないか、と思う人があります。

自由意志については、いつか別に取り上げることにして、ここでは一つの譬えをお話ししましょう。

アセンションというのは、引越しのようなものです。地球がアセンションして、新しい快適な団地を提供してくれました。新しいマンションや一戸建てがたくさんあって、どの家にでも、自由に入って住むことができます。犬や猫たちは、さっさとその新しい家に入ってしまいます。

ところが、人間の中には、昔住んでいた古い不自由な家を、わざわざ引きずってきて団地の中に移設し、その中に入って、これまでと同じ生活をしようとする人がいるということです。

自由意志の問題と言うより、過去に対する執着の問題と言うべきかも知れません。



新しい世界には新しい価値観があります。新しい観点があります。そういうものを受け入れずに、過去に自分が持っていたj価値観にしがみつき、古い思考のパターンから離れられず、いつまでも、心の古傷を後生大事に抱え込んでいる人は、カタツムリのように自分の家を運んでいる人です。

アセンションした第5次元の地球に住むためには、新しい世界の思考、新しい世界の感情、新しい世界のスピリチュアルなエネルギーに慣れなければなりません。そうしないと、新しい世界に住みながら、古い不便な家に住んで、「何も変わらないじゃないか」と不平を言う結果になってしまいます。

動物も植物も、そんな馬鹿なことはしません。新しい世界に入れば、直ちに、新しい生き方を始めます。それは、動物や植物が、「今」を生きているからです。

私の家に2匹の猫がいます。私や妻は、彼等を見ながら、「猫は、3歩歩いたら、みんな忘れる」と陰口を叩いています。実際には、猫は、それほど忘れっぽくはありません。昨日通った玄関の靴の位置を覚えていて、昨日と場所が変わった靴があると、必ずそばに寄って行って、用心しながら匂いをかいだり、そっと触ってみたりします。「動くものは危険なものであることがある」ということを本能的に知っているからです。

ですから、決して忘れっぽいわけではないのですが、執着がないことは確かです。

人間は、執着だらけです。執着にまみれています。人間は、記憶によって過去に生き、期待によって未来を生きます。そして、現在の瞬間は無視しています。常に「心、ここにあらず」の状態です。

少し言い過ぎでしょうか?



地球がアセンションした今、私たち人間もアセンションして、新しい世界に入ったはずです。けれども、その世界の生活を本当に享受するには、引っ張ってきた古い家に住むのではなく、新しい家に入らなければならないのです。

新しい家に引っ越すにはどうしたらいいのか・・・それを、これから、少しずつお話ししていきたいと思います。



2012年12月23日
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